AGA(男性型脱毛症)の治療において、最も広く知られている発毛薬がミノキシジルです。日本では「リアップ」などの外用薬として市販されているほか、医師の処方によって内服薬も使用されています。この記事では、ミノキシジルの特徴・効果・副作用・料金相場までを詳しく解説します。
ミノキシジルとは?
ミノキシジルはもともと血圧を下げる薬として開発されましたが、副作用として毛が生える作用が発見されたことから、発毛治療薬として利用されるようになりました。毛根に直接作用して発毛を促す唯一の薬として世界中で使用されています。
効果の特徴
- 発毛促進:毛母細胞を活性化し、髪を太く・長く成長させる
- 外用薬と内服薬:日本では外用薬が一般的、海外や一部クリニックでは内服薬も利用
- フィナステリドとの併用:「抜け毛を止める薬(フィナステリド等)」と「発毛を促す薬(ミノキシジル)」の組み合わせで高い効果
副作用と注意点
効果が強い分、副作用にも注意が必要です。
- 頭皮のかゆみやかぶれ(外用薬)
- 動悸・むくみ・多毛症(内服薬)
- 妊婦・授乳中の使用は禁止
特に内服薬は心臓や血圧に影響を及ぼす可能性があるため、必ず医師の診断を受ける必要があります。
料金の目安(東京23区の相場)
治療薬 | 月額相場 |
---|---|
ミノキシジル外用(5%ローション) | 5,000円〜8,000円 |
ミノキシジル内服(処方) | 8,000円〜12,000円 |
市販の外用薬と比較すると、クリニック処方の内服薬は効果が高い分、やや高額になります。
ミノキシジルが向いている人
- すでに抜け毛が進行している人
- 髪を太くしたい・発毛効果を得たい人
- フィナステリドやデュタステリドと併用して総合的に治療したい人
服用・使用を始める前の注意点
- 効果が出るまでに3〜6か月以上かかることが多い
- 途中でやめると再び薄毛が進行する
- 市販薬でも副作用リスクはあるため、長期的には医師の管理下で使用することが望ましい
まとめ
ミノキシジルは「発毛を促す唯一の薬」としてAGA治療に欠かせない存在です。抜け毛を防ぐフィナステリドやデュタステリドと組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。ただし、内服薬は特に副作用のリスクがあるため、必ず専門医と相談しながら治療を進めることが大切です。
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